物流コスト削減のたの合理化とは

いま、製造業を中心とした企業において、物流コストの削減という問題が大きく取り上げられています。
物流コストとはすなわち、製造拠点から消費者、顧客まで製品を運ぶための総合的なコストそのものですが、そのためにはロジスティックスの強化という視点が欠かせません。
つまり、製品の流れと保管、それに付随するサービス、および関連する情報を計画、実施、およびコントロールする過程をどのように合理化していくかという問題なのです。
そもそも、物流コストはどうしてふくれあがるのでしょうか。
物流経路には、多くの人手が関わります。
したがって、コストを削減する事すなわち、人員削減という発想につながりがちです。
しかし、昨今のトレンドとして、この方向は修正されつつあるというのが現実です。
確かに一時期、正社員を削減して、非正規労働者やパート、派遣社員を非正規雇用化することでり、人件費を抑制する傾向が続きました。
景気の回復や、若年労働力の不足等の影響からこの方針が転換されつつあるのです。
では近年における物流コスト削減の柱は何でしょうか。
特に、機械系製造業を中心に、製品アイテム数の整理という取り組みにのぞむ企業が増えてきているようです。
これは、製造、物流の現場のみならず、企画・経営を含めた戦略的部署の検討を要する、抜本的な改革です。
この改革によって、非効率的な輸送の小ロット化という傾向に歯止めをかけ、保管効率を向上させることが、実現可能となります。
在庫の整理もおこなうことが出来るため、物流コスト削減という点でのメリットは、非常に大きい取り組みです。
そのためには、営業もふくめた全社的な連携が必要となり、企業のトップは強いリーダーシップの発揮が求められます。
つまり、物流コストはそれらすべての部門における活動の結果として生じるものであるので、このように物流の上流工程からトップダウンで改善しなければ、根本的な効率化は難しいと言えるでしょう。
このように、単に物流コストの削減と言ってもその切り口は多岐にわたっており、単純な人員削減では乗り切れない大きな問題となって来ているのです。
また近年では、原材料価格や燃料の価格高騰によって、そういったコストを価格に反映させる事もむずかしく、今後インフレ局面を迎えるであろう経済状況を勘案しても、小手先の対策では乗り切る事はむずかしいと思われます。
今後は、システムとしての会社全体の合理化をという、ロジスティクス強化という視点がますます重要になって来ることでしょう。

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