物流コスト削減の二本柱

日本経済の冷え込みが叫ばれて久しい中、企業においては「物流コスト削減」が大きな問題としてクローズアップされています。
物流コストとはすなわち、物流活動に関するトータルな費用のことを指します。
また、商品、製品が生産者から消費者に届くまでにかかる費用として、会社が負担している費用がどれくらいであるかという、割合としての数字を指す場合もあります。
では、物流コストを削減するために考えなければならない内訳には、どのようなものがあるでしょう。
まず何といっても、商品を直接運ぶための、輸送コストです。
輸送コストは、物流コストの内の60%近くを占めており、まず考えるべきコストダウンの要素です。
特に、市場のニーズに合わせて来た結果、製産現場の方針として定着して来た小ロット化、多頻度化の進展が輸送効率の低下を招いているという問題もあり、輸送機関における積載率向上のための対策も重要なコスト削減対策と言えます。
積載率を向上するためには、輸送方法そのもの見直しはもちろんのこと、製品規格や包装の再検討も必要となります。
また、付随する物流サービス、ネットワークの見直しや、こまかい積載方法や積み付け等の改善策も重要です。
これらの対策の力点も、業態毎に異なっており、機械製造系の企業では、包装・梱包の再検討。
外装の見直し等が重要視されており、原材料素材提供系の企業においては、大ロット化。
食品製造系企業では、配送業務の共同化といった取り組みに注力する傾向にあります。
物流コスト削減の柱としてもうひとつあげられるのが、在庫管理におけるコストの管理です。
経営面に置いても、在庫を削減することはキャッシュフローの改善という効果を見込むことが出来ますが、物流コストの削減のという点においても、その効果をみとめることができます。
この対策も、業態によって様々な取り組み方がありますが、まず共通しているのはデッドストックの整理と処分。
そして、製品アイテム数の整理といった抜本的な改革です。
また、倉庫やヤードといって在庫管理基地、拠点を集約化し、それらと連携しての生産地におけるリードタイムの短縮が重要な対策と言えるでしょう。
また、経営本部の取り組みとして、販売の予測精度の向上をはかることも、在庫管理の効率化につながります。
現在、機械系製造メーカーでは、アイテム数の整理や、在庫管理拠点と製産拠点の連携強化に取り組む傾向が強く、生ものなどを扱う食品製造の分野では、需要予測精度の向上が大きな取り組みとして重要視されているようです。

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